芳野小屋の日誌

小屋の暮らしと、犬、畑、登山、ワイン等の日々

上高地

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久しぶりの上高地です。河童橋から岳沢、穂高。やっぱりこの眺めでしょう。

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これも久々の登山系キャンプ。台風で一週間延ばしたのですがまた台風が接近してまして、小梨平でキャンプ。

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さすがにこの時期、この天気で人も少なく静かな小梨平です。初日28日は、徳沢まで空荷でぷらり。

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カラマツ林の中を小川が流れます。水際がいいですね。土手との高低差がありません。夏はいるんですよ。イワナが。釣ってはダメですけど、入れ食いでしょうね。

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昼前から雨が降ってきました。

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スギゴケでしょうか。いい森です。

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1時間50分で徳沢に到着。ハルニレやカツラの巨木が点在する徳沢園。新緑の頃はニリンソウなども群生して、最高のテント場です。登山者には楽園ですね。子供が出来て家族で念願のキャンプをしました。それまでは、穂高岳槍ヶ岳登山の通過点でした。

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帰路は、穂高神社(写真は明神池)にお参り。穂高神社奥宮で本社は安曇野にあり大昔 我が故郷の福岡志賀海神社の海人一族:安曇氏がその地に定着し祖神を祀ったのが起源とか。山に海とは面白いもんです。

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お参りの後は「嘉門次小屋」で休憩。山案内人の上条嘉門次が明治に建てた山小屋。

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で、お楽しみのイワナの塩焼きと熱燗。この二合徳利はいいですね。フキみそもいいですね。イワナは釣りをするのでよく食べますが、囲炉裏の火で焼くのはまた格別ですね。焼いているお兄さんにどこ産のイワナかと尋ねるとよく行く「開田高原」から持ってくるとのこと。

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いい気分で雨の中を小梨平のテントに帰りました。

テントは、25年位前に購入したものですがまだまだ使えます。白い冬用内張を張って寒さ対策。ガスを燃やせば暑いくらいです。

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そして、夕食には、自家製ワイン「山形ルージュ2015」2年物で味がまろやかになっておいしいです。フライパンには、いわしのトマト煮。などなど。幸せなひと時でした。

 

この後、深夜、雨でテント下に水が溜まりウォーターベット状態となって、雨の中テントを移動する羽目になろうとは知らずに、まだご機嫌でした。

翌日も台風の接近で雨。早々に撤収し帰路につきました。

 

 

 

 

2017ワイン作り 山ぶどう②

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右の8L梅酒ビンでしきりに発酵する山ぶどう。一次発酵の終盤です。f:id:sirakawakisimenn320:20171015121842p:plain

このように潰したブドウの果皮が上に浮いてきます。発酵でブドウ糖と果糖がアルコールと二酸化炭素に変化します。そしてこのアルコールがブドウの果皮や果実などにある色素やタンニンなどのポリフェノールを果汁に溶かし込みます。特に山ぶどうは色素が濃く出ます。で、この上に浮いたカス帽を一日1回下に沈めえやります。

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混ぜると下から二酸化炭素が泡となって出てきます。

山ぶどうワインは濃厚ですが、現在の世界のワイン生産者の狙いは、繊細で複雑な味だそうです。少し前の濃厚なワインよりも繊細かつフレッシュで風味を作る個々の要素が明確に際立つことだそうです。そのための醸造法もいろいろありますが、美味しいワインは、いいブドウを作ることに尽きます。ワイン作りは農業だと思います。

 

 

2017.ワイン作り 山ぶどう①

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頼んでおいた山ぶどうが、山形の「うらやま農園」から届きました。早速、除梗→破砕→一次発酵と進めます。この除梗が大変です。4㎏少々の山ぶどうを一粒一粒、房から外します。3時間かかりました。

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一升瓶で潰します。先行した自家農園のマスカットベリーAは手で潰せますが山ぶどうは果皮が固く手では無理です。

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糖度を測定。21度ありました。出来上がりのアルコール度数は糖度(21度)の0.55倍ですから11.6度程度になります。今年は補糖無しで作ってみましょう。

 ここで過去を振り返ってみましょう。

2012年 「誰でもできる手作りワイン」の本を図書館で見つけ醸してみる。発酵時ビンが小さく噴き出して床を汚す。

2013年 芳野小屋でデラウエアが豊作。山ぶどうと混ぜて醸す。

2014年 糖度計とコルク打設機を購入。熊本産マスカットベリーA、山ぶどうを醸す。

2015年 ぶどうの苗を山梨から取り寄せ(メルロー2本、マスカットベリーA2本)3月に川名山ビンヤード完成。山ぶどうを醸す。

2016年 自家農園(川名山ビンヤード)にてメルロー115g、ベリーA2,039gの収穫あり。栽培から醸造・ビン詰めまで一貫して行うフランスでいえば「ドメーヌ」となる。ただし自家畑のブドウは出来が悪く山ぶどうとミックスする。品名「アンサンブル芳野」。

2017年 今年は、メルローはやはりだめでベリーAは少なかったが出来がよさそう。山ぶどうも糖度が高くひょっとしてビンテージ・ワインか? 期待が高まります。

一日 2017.10.7

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今日は朝から野良仕事。

先週、博多(くに)に帰りました。65歳を過ぎて姫路に単身赴任していた兄が11月で会社を辞めて実家で隠居するそうです。隠居して何をするか尋ねると「まだ考えてない。」とのことでした。 野菜作りはいいぞ!、犬を飼え!と勧めておきました。

(紫キャベツ・カリフローレ・ロメインレタススイートバジル・アスパラガス、横はサツマイモ そろそろ収穫です。)

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左から:ほったらかしのネギ、スティックセニョール、大根、まだ芽を出さないジャガイモ)

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収穫は、黒豆の枝豆、おくら、ししとう、まるなす。 下の箱は、コストコで買った野良仕事用の道具箱。

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そのあとは、夕方 犬の散歩。いつもの「庄内緑地」のドッグラン。

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芳野小屋の住人を迎えに栄へ。(名古屋テレビ塔)  平和な一日でした。

博多

「たらちね」の居る博多へ。

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博多は、ラーメンではなく「うどん」です。

「大福うどん」のごぼう天・肉うどん。美味いですね〜。

博多からの土産は、梅ヶ枝餅、大原の松露饅頭、鳴海屋の辛子明太子にしました。

介護とビールと

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東京ビックサイトでの国際福祉機器展に行ってきました。仕事絡みの上京です。

介護業界もICT化が進みつつあります。勤め先の特別養護老人ホームでも介護記録はiPadで現場入力。多職種で介護情況が情報共有でき「申し送り」も無くなりました。また、入居者の睡眠状態を管理するシステムも導入。心拍数と呼吸状態を記録し睡眠や覚醒の情況を把握して、夜間のオムツ交換のタイミングや眠剤の調整、看取り期の状態を確認などに役立てています。その他社内グループウエアの活用は定着していますが勤怠管理システムはこれからで、着いていくのが大変です。

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早く見学を終えて、地方在住者は、銀座へ。「銀座ライオン」でぐびぐびぐびぐび。しかし立派なモザイク画とホールの雰囲気。至福のひと時でした。

 

 

遠山郷

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昨日、芳野小屋の住人とで、名古屋から車で3時間ほどかかる南信州の秘境「遠山郷」に行ってきました。

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よくメディアで紹介されるおなじみの景色、「下栗の里」です。ビューポイントは山道を20分ほど歩いた足場で作った一坪程の場所。だから全く同じ眺めが楽しめます。素晴らしい「天空の里」です。

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最近は、この犬「ソロ」と一緒なので行く場所が限られます。また、菜園を始めたのでお出かけの機会も減りまっした。
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「日本のチロル」とは言い過ぎかもしれませんが、奥の山、雲に隠れたところに南アルプス南部の3,000m峰「聖岳」が眺望できるそうです。

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こんなに感じ。(観光看板)

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遠山郷は、天竜川の支流「遠山川」が「中央構造線(断層)」を削ってできた広範囲の谷で、「下栗」をはじめ小さな集落が点在する人口2,000人ほどの地域です。

川沿の木沢地区にある「旧木沢小学校」に寄ってみました。

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木造の校舎の中は博物館的な展示がしてあります。1階廊下

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教室には木の椅子と机。なつかしく思いました。

私も小学校1年から3年までは北海道美唄の木造の小学校に通いましたし、福岡博多湾沿いの中学校では1年生までは木造校舎で木の机でした。もっと古めかしかったな。

 

遠山郷・・・なかなかの秘境でした。