9月24日〜25日で白山2702mに登ってきました。1日目は別当出会登山口より砂防新道を通って室堂ビジターセンターで一泊。
2日目夜明け前に山頂へ。山頂にはバイオリニストがいて日の出前後の荘厳な風景の中イメージぴったりのフレーズを奏でていました。こんな素敵なご来光は初めてです。
ビジターセンターの食堂で夕食。生ビールを頂きました。コップには「白山山頂登拝」とあります。
白山は信仰の山。修験道の名僧「泰澄」が717年に開山。8年後に山頂で奈良時代の名僧「行基」と出会い極楽での再会を約した、と伝えられています。「行基」は、高山市にある飛騨国分寺も創建している社会事業家ですね。
白山は高山植物の宝庫。しかしこの時期は何もありません。紅葉にもまだ早すぎました。そんな中、山頂お池周辺にはチングルマの綿毛姿がありました。樹であるチングルマはこれから紅葉します。花も可憐でそれぞれの季節で3度楽しめますね。
白山より東方に目をやりますと遠くに剣岳から槍・穂高の北アルプス連山、乗鞍・御嶽山の山塊が一望でき素晴らしい眺めです。しかし手前の崩壊地がある「三方崩山」に目を止める人は少ないと思います。
三方崩山 2058mの東側には「庄川」が流れ、岐阜県白川村平瀬集落があります。そこで暮らしていた14年前に家から歩いて登りました。自宅から歩いて登れる2000m峰はそうないと思います。その頃の暮らしが懐かしく思い出される眺めでした。
展望コースからの「南龍が馬場」の眺め。ここは一度キャンプ泊をしてみたい場所です。平坦な草地に小川が流れ、私のふるさと九州:九重の「坊がつる」に似ています。
白山は登山道や避難小屋も整備され、平坦は場所もあり優しい気持ちにしてくれる山でした。今回も娘と登りましたが初秋の楽しいひと時を過ごすことが出来ました。