7月29日・30日に南アルプス北岳に登ってきました。北岳は富士山に次ぐ日本で2番目に高い山で標高3,193mあります。これまでに、北アルプスや八ヶ岳、御嶽、乗鞍、白山、木曽駒、南アルプス南部の荒川岳、赤石岳、また、北部の甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳など主だった名山は登ってきましたが、最後まで残っていたのが「北岳」でした。年々衰えていく体力との競争のように今年の夏はこの山にと思い定めてチャレンジしました。天候にも恵まれて絶景の頂きを踏むことができました。
69歳の糖尿病もちの私は、とにかく歩くのが遅い。今回も同行してくれた娘は少し登っては止まって待ちの繰り返し。同時刻に広河原を出発した他の登山者からはほとんど追い抜かれます。「草滑りコース」では暑さもありさすがにへばりましたが何とか足を前に出して8時間かかって「北岳肩の小屋」に着きました。小屋の夕食は名物ポーク肩ロースで美味しく、寝場所は2人区切りがあり寝袋を持参したので快適に寝ることが出来ました。
2日目も晴れて山頂からの360度の絶景を楽しみ「八本歯のコル」から「左俣コース」を通って下山。下りはさすがに足全体が痛んで踏ん張れずふらつきながら8時間かかり下山。やはり高齢者が滑落する事故がよく起こるのは納得できました。
娘と登った北岳。娘は「介護だわ」と言ってついてきてくれます。
さて次回に向けてトレーニングを開始しなければ。