芳野小屋の日誌

小屋の暮らしと、犬、畑、登山、ワイン等の日々

雪と犬

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 見てください!! 軟弱寒がりお座敷犬になり果てた芳野小屋の番犬「ソロ」(2歳半)が雪を見て雄飛する姿を。  ダックスには見えないでしょ。戌年の縁起物の1枚です。

 2018年1月3日 今日は、名古屋から東海北陸自動車道を通り1時間半で岐阜県郡上八幡。そこから、せせらぎ街道でパスカル清見へ。ここは昨年の夏にも家族でデイキャンプ(椅子とテーブルを草はらに出して青空ランチ)をしたところです。今シーズンはまだ雪と遊んでいないので「芳野小屋」の住人4人+犬1で出かけました。犬は寒がるかななど杞憂でした。しっぽフリフリ雪原を走り回るのなんの。

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 帰りに下呂方面に下って、飛騨萩原の洋菓子店「ジークフリーダ」に寄りました。ここは、愛読させていただいているアマゴさんのブログ「田舎で生活10年目」で紹介のあった「山奥の名店」で早速行ってみました。ケーキ美味しかったですよ。軒下にブドウの樹があり実を採らず残してありました。なかなかおしゃれですね。

 今年もよろしくお願いします。

 

29年暮れ

私の仕事場は、名古屋の特別養護老人ホームです。今年も大晦日と明日の元日は出勤となっております。写真は、28日に愛知県岡崎市の藤川宿に「門松」を引き取りに行った時のもの。f:id:sirakawakisimenn320:20171231140242j:image

国道1号線に並走する旧東海道の松並木が往時をしのばせます。

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藤川宿は、東海道五十三次の37番目の宿場町。「広重」の藤川宿。

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ここに、同業の社会福祉法人が運営する障害者の就労支援施設があり、大小さまざまな門松を制作・設置・販売を行っています。私が働く施設は、毎年ここで材料のみを購入し引き取りに出かけます。今年も桜の木のヤドリギが少し大きくなったような気がします。

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松竹梅、葉ボタン、なんてん、笹、などを引き取ります。

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二人で1時間ほどで完成。生け花のセンスが必要かもしれません。大きさだけは、「名古屋三越」には負けましたが「松坂屋」とは互角でした。

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さて、今年も暮れようとしています。ストーブにあたりながら来年がまた良い年でありますようにと、薪を放り込みます。

犬とカカオと栗きんとん

岐阜県中津川市へは、名古屋の自宅から車で中央道を通り1時間少々で行けます。中津川は、栗きんとんが有名で色々な銘店がありますが今回は、「七福」の栗きんとんを買いに行こう、ついでに、付知渓谷の紅葉を観ようということで出かけました。  

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  しかし、芳野小屋の番犬「ソロ」は、人間が昼食を店に食べに入った隙に、見つからないように隠しておいたロッテのアーモンドチョコを食べてしまいました。

  チョコは犬にとっては危険物。旅先で動物病院を探し受診しました。(私は大丈夫と思ったのですが。)  待ち時間は長いもの。

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 動物病院からの「恵那山」。

チョコのカカオの中の「テオブロミン」という成分が中毒を起こすみたいで、犬の体重によって致死量は違うようです。

 先生から心配ない旨を聞き一安心。紅葉狩りは、取りやめました。

 

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これがお楽しみの「栗きんとん」。栗の上品な甘味が何とも言えません。自家農園で栗を育て、栗にこだわっただけはありますね。

 

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何事もなかったように お気楽な犬。

 

翌日から仕事(研修)で福島県へ。見そこねた紅葉を会津で堪能しました。

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鶴ヶ城天守閣より会津若松と奥に磐梯山

 

カラマツとメタセコイア

  10月末、上高地に行った目的の一つがカラマツを目に焼き付けることでした。私は勝手にメタセコイアとカラマツが似ていると思い込んでいました。葉っぱが全然違いますし枝のつき方が違いました。  

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上高地:小梨平のカラマツ林

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上高地梓川右岸のカラマツ

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冬 名古屋庄内緑地公園メタセコイア

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昨年の晩秋 名古屋庄内緑地公園メタセコイア

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 上高地梓川左岸より屏風の頭とカラマツ林

 

カラマツ林は儚げですね。大好きな樹木です。

 

「落葉松」  北原白秋

からまつの林を過ぎて、

からまつをしみじみと見き。

からまつはさびしかりけり。

たびゆくはさびしかりけり。

 

からまつの林を出でて、

からまつの林に入りぬ。

からまつの林に入りて、

また細く道はつづけり。

 

からまつの林の奥も

わが通る道はありけり。

霧雨のかかる道なり。

山風のかよふ道なり。

 

からまつの林の道は

われのみか、ひともかよひぬ。

ほそぼそと通う道なり。

さびさびといそぐ道なり。

 

からまつの林を過ぎて、

ゆゑしらず歩みひそめつ。

からまつはさびしかりけり、

からまつとささやきにけり

 

からまつの林を出でて、

浅間嶺にけぶり立つ見つ。

浅間嶺にけぶり立つ見つ。

からまつのまたそのうへに。

 

からまつの林の雨は

さびしけどいよよしづけし。

かんこ鳥鳴けるのみなる。

からまつの濡るるのみなる。

 

世の中よ、あはれなりけり。

常なけどうれしかりけり。

山川に山がはの音、

からまつにからまつのかぜ。

      

 

上高地

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久しぶりの上高地です。河童橋から岳沢、穂高。やっぱりこの眺めでしょう。

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これも久々の登山系キャンプ。台風で一週間延ばしたのですがまた台風が接近してまして、小梨平でキャンプ。

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さすがにこの時期、この天気で人も少なく静かな小梨平です。初日28日は、徳沢まで空荷でぷらり。

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カラマツ林の中を小川が流れます。水際がいいですね。土手との高低差がありません。夏はいるんですよ。イワナが。釣ってはダメですけど、入れ食いでしょうね。

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昼前から雨が降ってきました。

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スギゴケでしょうか。いい森です。

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1時間50分で徳沢に到着。ハルニレやカツラの巨木が点在する徳沢園。新緑の頃はニリンソウなども群生して、最高のテント場です。登山者には楽園ですね。子供が出来て家族で念願のキャンプをしました。それまでは、穂高岳槍ヶ岳登山の通過点でした。

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帰路は、穂高神社(写真は明神池)にお参り。穂高神社奥宮で本社は安曇野にあり大昔 我が故郷の福岡志賀海神社の海人一族:安曇氏がその地に定着し祖神を祀ったのが起源とか。山に海とは面白いもんです。

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お参りの後は「嘉門次小屋」で休憩。山案内人の上条嘉門次が明治に建てた山小屋。

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で、お楽しみのイワナの塩焼きと熱燗。この二合徳利はいいですね。フキみそもいいですね。イワナは釣りをするのでよく食べますが、囲炉裏の火で焼くのはまた格別ですね。焼いているお兄さんにどこ産のイワナかと尋ねるとよく行く「開田高原」から持ってくるとのこと。

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いい気分で雨の中を小梨平のテントに帰りました。

テントは、25年位前に購入したものですがまだまだ使えます。白い冬用内張を張って寒さ対策。ガスを燃やせば暑いくらいです。

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そして、夕食には、自家製ワイン「山形ルージュ2015」2年物で味がまろやかになっておいしいです。フライパンには、いわしのトマト煮。などなど。幸せなひと時でした。

 

この後、深夜、雨でテント下に水が溜まりウォーターベット状態となって、雨の中テントを移動する羽目になろうとは知らずに、まだご機嫌でした。

翌日も台風の接近で雨。早々に撤収し帰路につきました。

 

 

 

 

2017ワイン作り 山ぶどう②

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右の8L梅酒ビンでしきりに発酵する山ぶどう。一次発酵の終盤です。f:id:sirakawakisimenn320:20171015121842p:plain

このように潰したブドウの果皮が上に浮いてきます。発酵でブドウ糖と果糖がアルコールと二酸化炭素に変化します。そしてこのアルコールがブドウの果皮や果実などにある色素やタンニンなどのポリフェノールを果汁に溶かし込みます。特に山ぶどうは色素が濃く出ます。で、この上に浮いたカス帽を一日1回下に沈めえやります。

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混ぜると下から二酸化炭素が泡となって出てきます。

山ぶどうワインは濃厚ですが、現在の世界のワイン生産者の狙いは、繊細で複雑な味だそうです。少し前の濃厚なワインよりも繊細かつフレッシュで風味を作る個々の要素が明確に際立つことだそうです。そのための醸造法もいろいろありますが、美味しいワインは、いいブドウを作ることに尽きます。ワイン作りは農業だと思います。

 

 

2017.ワイン作り 山ぶどう①

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頼んでおいた山ぶどうが、山形の「うらやま農園」から届きました。早速、除梗→破砕→一次発酵と進めます。この除梗が大変です。4㎏少々の山ぶどうを一粒一粒、房から外します。3時間かかりました。

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一升瓶で潰します。先行した自家農園のマスカットベリーAは手で潰せますが山ぶどうは果皮が固く手では無理です。

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糖度を測定。21度ありました。出来上がりのアルコール度数は糖度(21度)の0.55倍ですから11.6度程度になります。今年は補糖無しで作ってみましょう。

 ここで過去を振り返ってみましょう。

2012年 「誰でもできる手作りワイン」の本を図書館で見つけ醸してみる。発酵時ビンが小さく噴き出して床を汚す。

2013年 芳野小屋でデラウエアが豊作。山ぶどうと混ぜて醸す。

2014年 糖度計とコルク打設機を購入。熊本産マスカットベリーA、山ぶどうを醸す。

2015年 ぶどうの苗を山梨から取り寄せ(メルロー2本、マスカットベリーA2本)3月に川名山ビンヤード完成。山ぶどうを醸す。

2016年 自家農園(川名山ビンヤード)にてメルロー115g、ベリーA2,039gの収穫あり。栽培から醸造・ビン詰めまで一貫して行うフランスでいえば「ドメーヌ」となる。ただし自家畑のブドウは出来が悪く山ぶどうとミックスする。品名「アンサンブル芳野」。

2017年 今年は、メルローはやはりだめでベリーAは少なかったが出来がよさそう。山ぶどうも糖度が高くひょっとしてビンテージ・ワインか? 期待が高まります。